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第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール 日本代表選考会

2015年11月25日、東京目黒雅叙園にて2016年第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール アルゼンチン大会に出場する日本代表選考会が、公開審査にて開催されました。
厳正なる審査の元、日本代表選手が決定いたしました。

第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール出場

日本代表 森 覚 (コンラッド東京 勤務)
アジア・オセアニア代表 石田 博 (Souplesse 勤務)

森 覚選手は、2016年アルゼンチン メンドーサで開催される第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール アルゼンチン大会に、石田選手とともに出場します。

[第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール アルゼンチン大会 開催期日]

開催地:アルゼンチン(メンドーサ)

期 日:2016年4月15日(金)~4月20日(水)

【4/16準々決勝 4/17準決勝 4/18エクスカーション 4/19公開決勝】


日本代表に決定した森覚選手

左よりアジア・オセアニア代表石田博氏、佐藤陽一選手、日本代表森覚選手、岡会長

大会詳細

第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール日本代表選考会が2015年11月25日、東京目黒雅叙園にて開催されました。

午前中、非公開にて筆記試験が行われました。そして午後、大勢の観客が見守る中、公開選考会が開催されました。

試験は3部にわかれ、1部はブラインドテイスティング、2部はサービス実技、3部は口頭試問と画像問題。

1部2部3部とそれぞれ審査員による点数が発表され、最終的に午前中の筆記試験の点数を一部加点し、代表選手を選考します。

出場選手は佐藤陽一選手と森覚選手。
試験問題は選択した言語で行なわれます。

<第一部>

ワインのブラインドテイスティングです。4つの透明なグラスに注がれたワインと、6つの色付きのグラスに注がれた飲料が並べられます。

まずはじめに、4つのワインを分析しコメントします。制限時間は12分。

その後、色のついたワイングラスに入った6つの飲料をテイスティング。それぞれの製品名、タイプ、原材料、原産国などを3分で答えます。

一番目は佐藤陽一選手によるテイスティングです。
佐藤選手はフランス語を選択して挑みました。

終了後、佐藤陽一選手は舞台横で控え、森覚選手の様子を見ます。
森覚選手は英語を選択しました。

両選手のコメント終了後、ブラインドテイスティングの解答が発表されました。

1)山梨県 シャトー酒折の甲州バレル 2014年 甲州
2)リオハ クネ クリアンサ 2011年 テンプラニーリョ
3)ピエモンテ ラ・カチャトーラ コレクション バルバレスコ 2011年 ネッビオーロ
4)モーゼル ペーター・テルゲス醸造所 アイスワイン 2012年 リースリング
5)梅酒 青梅を蒸留酒に漬け込む 日本
6)リレ・ルージュ ボルドー産の厳選したワインをベースにフルーツリキュールをブレンド フランス
7)スブロッカ バイソングラスを漬け込んだウォッカ ポーランド
8)茅台酒(マオタイシュ) 高粱(カオリャン)を主な原料とする蒸留酒。白酒のひとつ。 中華人民共和国
9)パンペロ アニバサリオ ラム サトウキビ ベネズエラ
10)ラ・コフラディア テキーラ アガベアスール(竜舌蘭) メキシコ

そして、数分後両選手の点数が発表されます。
佐藤選手104点
森選手 113点

<第二部>

サービス実技試験です。

2テーブルのお客様にシェフソムリエとしてサービスします。

はじめに、4人席から。
ホスト役の岡会長より、結婚祝いに1983年の赤ワインをデカンタサービスする旨オーダーがなされます。

ボトルのコルクは年月を経ているため、もろくなっています。その対応に両選手が挑みます。


佐藤陽一選手のデカンタ

森覚選手のデカンタ

s次に10人席。
ホスト役の加茂執行役員より、ゲスト役の荒井副会長の誕生日祝いに、シャンパーニュのモエ・エ・シャンドンがオーダーされます。

そして、4人席にもシャンパーニュのシェアが依頼されます。

ここまで全てを、15分で行ないます。

佐藤選手21点
森選手 35点

<第三部>

ホスト役の渡部常務理事よりスペイン風料理のメニューが渡され、それぞれに合わせた甘口ワインを提案します。
甘口ワインは全て違う国から提案しなくてはいけません。

また、一人の女性客はアルコールが飲めないため、ノンアルコール飲料を提案するようオーダーされます。

その後、10枚の画像を見て、何であるか答える試験が行われました。画像は15秒ずつ表示されます。

画像の解答は以下の通り。


(実際は15秒表示)

1)Joseph Henriot(シャンパーニュ アンリオ当主)
2)Karen MacNeil(アメリカの有名なワインエデュケーター)
3)富永敬俊(「きいろ香」の研究で有名なボルドー大学教授。飼っていた黄色い鳥が名称の由来)
4)Wehlner Sonnenuhr(モーゼル)
5)Château Angélus(アンジェリュス=教会の鐘の音)
6)Coravin(コラヴァン=ワインオープナーの一種で、コルクを抜かずにボトルワインの中身を味わうことができる特殊なシステム)
7)Inertage(イネルタージュ=タンクの隙間に不活性ガスを充填して酸化を防ぐ)
8)Porron(グラスを使わず、片手でポロンを高く上げ、 細い注ぎ口からワインを直接口へ落としこんで飲むデキャンタ)
9)Dom Pérignonのエチケットを拡大した一部
10)大紅袍(中国茶の中で最高峰に君臨)

以上3部の試験の点数と、筆記試験の一部を加点し、選考結果が審査員より発表されました。

厳正なる審査の元、日本代表選手が決定。
第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール出場

日本代表 森 覚 (コンラッド東京 勤務)
アジア・オセアニア代表 石田 博 (Souplesse 勤務)

森 覚選手は、2016年アルゼンチン メンドーサで開催される第15回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール アルゼンチン大会に、石田選手とともに出場します。

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