第6回J.S.A.ソムリエ・スカラシップ開催

若手ソムリエ育成を目的とした「第6回J.S.A.ソムリエ・スカラシップ」が2017年2月5日(日)ホテルニューオータニ(東京・紀尾井町)にて開催されました。

今年で第6回を迎える「J.S.A.ソムリエ・スカラシップ」は、次世代を担う若手ソムリエの育成、輩出により、各支部の活性化を目的としています。

本年度は2016年4月1日時点で20歳以上、27歳以下の協会会員を対象に、2016年11月28日(月)に全国13会場に於いて、「第6回J.S.A.ソムリエ・スカラシップ一次審査」が開催。技術研究部による厳選なる審査の結果、32名が一次審査を通過。2017年1月16日(月)全国2会場(東京・大阪)で二次審査(非公開)が開催され、最終審査(公開)に12名の選手が進出しました。

最終審査出場選手(12名順不同)

東京 近藤 佑哉 ホテルニューオータニ東京 神奈川 田丸 亮平 ザ・リッツ・カールトン東京
東京 鈴木 友也 マンダリンオリエンタルホテル東京 東京 吉田 雄太 パレスホテル東京
東京 八鍬 俊介 エノテカ株式会社 千葉 吉岡 光一郎 コンラッド東京
千葉 島添 雄佑 ミリアルリゾートホテルズ 北陸 垣内 大樹 株式会社 ひらまつ
大阪・和歌山 渡邊 泰斗 株式会社 ひらまつ 兵庫 松下 和暉 オーベックファン神戸
京都・滋賀 田中 叡歩 ホテルニューオータニ大阪 福岡・大分 今井 希実 Epanoui エパヌイ

審査内容

非公開審査

2月5日午前中の非公開試験では、朝7時より論述問題として筆記試験。そしてビジネスマナーを問うE-mailのやり取りが課題となりました。上司から来たE-mailに適宜対応し、取引先にメールを送り、上司に報告するという流れが問われました。

公開審査

公開審査まで、選手たちはDUVAL-LEROYシャンパーニュ「マスタークラス」のセミナーを受講しました。講師は2013年第14回A.S.I.世界最優秀ソムリエのパオロ・バッソ氏。

真剣なまなざしで、講義を受けていました。

公開審査ではテイスティングとサービス実技問題が審査されました。

公開審査 テイスティング

テイスティングにおいては、5種類のワインのタイプ、原料、銘柄をブラインドテイスティング(2分)。そして1種類のワインをテイスティング(1分)し、そのワインから3種類の料理を提案し、理由を述べる(3分)問題。 日本料理「前菜・メイン・寿司」のコースメニューに対し、日本の飲み物をペアリングさせる問題(2分)が課せられました。

1種類のワイン 解答

Cote*s* du Jura Chardonnay 2013 *Dom. Jean Luc Mouillard*

5種類のワインのタイプ、原料、銘柄 解答

1. 焼酎 - 米 - *八海山本格*米焼酎 *宜有千万*
2.ビター - 香草 - Amer PICON
3. 酒精強化ワイン - ブドウ - *BARBEITO* MADEIRA *SERCIAL RESERVA VELHA *10 Anos
4. リキュール - ウイスキー、蜂蜜 - DRAMBUIE 15年
5. ラム - サトウキビ - *J.BALLY* Martinique Rhum 12 Ans D’AGE

公開審査 サービス実技

サービス実技においては、ステージを勤務するレストランと仮定し、問題が課せられました。はじめに、日々の業務におけるスタンバイに着目し、渡されたワインリストと、実際にスタンバイされているワインに相違がないかチェックをして、シェフソムリエに報告する問題(チェック2分・報告2分)。次に、外国からのお客様へのシャンパーニュのサービスと白ワインの提案、赤ワインのデカンタージュサービス(6分)が審査されました。

その後、上位の選手には最終面接が行われました。

スカラシップの目指すところは、全日本世界優秀ソムリエとして最有力候補強化指定選手を選ぶことにあります。日本はもちろんアジア・オセアニア大会、そして世界大会に向けて挑み続ける意欲があるかどうかを確認されました。

その結果3名の選手がスカラシップとして表彰されました。

審査・実行委員

実行委員長/石田博  審査委員長/森覚

協賛会社(50音順)

Champagne DEVAL-LEROY Wines of Chile Maison JOANNE NEW ZEALAND WINEGROWERS CHABLISブルゴーニュ委員会

ページ上部へ