2023年度 認定試験において、以下の通り不正行為がございましたのでお知らせいたします。
今後も不正行為につきましては、ホームページ上に公開するとともに厳正に対処してまいります。
【一次試験(CBT試験)不正行為】
◇カンニング:3件
・試験室内に持ち込みが禁止されている物品(教本の記載内容が書かれたマスキングテープ)の持ち込みをした。
・試験室内へ持ち込みが禁止されている物品(カバン、参考書)を持ち込み、試験中に参考書を閲覧した。
・試験前に教本を隠し置き、トイレ利用の離席中に閲覧していたと判断した。
処分内容:カンニングと判定。本人へ通知し罰則規定に基づき失格とした。
◇合格目的でない受験:3件
上位呼称(Interソムリエ、ソムリエ・エクセレンス、シニアソムリエ)保持者が、一般呼称受験時に極めて低い得点で不合格となった。
処分内容:ヒアリングの結果、合格目的ではない受験と判定。本人へ通知し罰則規定に基づき失格とした。
【CBT試験問題の情報提供を募るスクール】
◇情報提供を募るスクール:3件
Web上にて2件確認した。某スクール受験者サイトにて1件情報提供があった。
当該スクールは処分の対象ではないが、情報提供を行った受験者が処分の対象となる(試験問題・解答を第三者と共有、または開示・漏洩)。
対応内容:当該スクールに受験者に対して試験の不正行為を促す行為であり、本件試験の公平かつ適切な運営が妨害されたものとし、厳重に抗議し当該行為をなさらないよう、書面にて申し入れをした。
当該スクールの対応:指摘を受けることのないよう適切に対応、受験者から募った問題の配信を削除、ホームページから試験情報を募る文章を削除 等の対応。
【認定バッジの転売】
Web上のフリマアプリにて認定バッジの転売を確認した(認定バッジは当協会が貸与しているものであり、第三者への貸与・譲渡・転売行為を禁止している)。
対応内容:認定バッジの転売は散見され都度取り下げを申し入れているが、取り下げに対応いただけないため当会で落札し当該者を特定。
当該者に事実確認の要請をするも応じないため、当会の業務を妨げ他人の物を処分する行為として、東京簡易裁判所に提訴(損害賠償請求、 財産開示手続の申立て)を行い勝訴し、相手方より損害賠償金519,096円の支払いを受けた。