2018年10月16日~18日、京都ホテルオークラにてA.S.I.アジアオセアニア最優秀ソムリエコンクール2018 京都大会が開催されました。
12カ国より24名の選手が16日の準々決勝に挑み、9名の選手が17日の準決勝に進み、18日の決勝に3名の選手が挑みました。
約800名の観客が決勝のステージを見守る中、3名の選手がブラインドテイスティングやサービス実技など、多くの課題をこなしました。
決勝の結果は
優勝:日本代表 Iwata Wataru 選手
2位:中国代表 Kam Fung Reeze Choi 選手
3位:マレーシア代表 Li Vern Ho 選手
おめでとうございます。
そしてベストを尽くした全選手に、拍手をおくります。
白・赤2種のワインのブラインドテイスティング(制限時間15分間)
黒いグラスで3つの飲料類のブラインドテイスティング(制限時間3分間)
筆記テスト 50問(制限時間1時間)
シャンパンサービス実技
課題1:赤ワイン1種のブラインドテイスティング。フルコメントとこのワインに合う料理を2つ提案(制限時間4分間)
課題2:白ワイン2種のスタイルと産地を識別した後、目の前に用意された「ウニの握り」とどちらのワインが合うか理由を含めて述べる(制限時間5分間)。
課題3:3つの黒いグラスに注がれた飲料類をそれぞれ特定する(制限時間1.5分間)。
課題1:2015年のサンセールを8名(うち1名は女性)にサービス。サンセールはAOCで赤・白・ロゼのすべてが認められています。会場には、室温のものから冷えているものまで様々な温度のものが用意されている状況。ソムリエとして素早く、効率的に、エレガントにサーブすることが重要です。(制限時間15分)。
課題2:ワイン1本が用意され、試飲可能。いくつかのレストランとバーがあるホテルのヘッドソムリエとして雇われている設定。前任者がこのワインを20ケース残していったため、ベストの利益を得ることができ、且つ顧客を喜ばすことができるような対処法を提案。(制限時間2分間)
3人のお客様それぞれに、「スパークリングアイスワイン」、「デュベル・ビール」、「クラシック・ギブソン・カクテル」をサービス
課題1:白ワイン2種、赤ワイン2種のブラインドテイスティング。品種、産地、ヴィンテージを特定(制限時間3分間)。
課題2:ブラインドテイスティングをした4種のワインに合わせた料理をコースを組み立てる。ワインの順番は変更可。料理はアジア・アセアニア地域の4カ国から提案(制限時間4分間)。
課題3:Ch. Simard Saint-Emilion 1995 のマグナムワインを6人(うち2名は女性)にデカンテーションサービス。サービスの途中で「隣のテーブルの友人3名にもワインをサーブして挙げてください」という依頼が入る(制限時間6分間)。
課題4:ワインリストから、そのワインをケースで購入すべきか、またすべきではないか、動機を含めて提案(制限時間3分間)。(ワインリストには、間違い探しも含まれていた)
課題5:ブラインドテイスティングのフルコメント(制限時間3分間)
課題6:5種の飲料類についてタイプ、ブランド、品質、原料、産地を特定(制限時間2.5分間)
課題7:目の前のモニタに映る映像を見て、問題の答えをスケッチブックに書く(9問)
課題8:Piper Heidsieckマグナムを17脚のグラスに同じ分量で注ぎ終える。すでに注いだグラスに注ぎ戻るのは不可(制限時間5分間)。