令和6年4月29日付けにて発令されました令和6年春の叙勲・褒章において、当会の監事である樋口誠(ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭 オーナーソムリエ)が黄綬褒章を受章しましたのでお知らせします。
令和6年春の褒章では665名の方が受章(うち黄綬褒章は182名)。長年ソムリエとして職務に励み模範となる実績を持つことが称されました。
今年度、黄綬褒章を受章された樋口監事が令和6年5月13日(月)ホテルニューオータニでの黄綬褒章の伝達式に出席された後,午後からは皇居宮殿に移動され、天皇陛下に拝謁されました。
この度の褒章受章は協会にとりまして、また業界にとりましても非常に喜ばしい慶事でございます。
黄綬褒章を受章した樋口監事
樋口誠監事より受章のコメントを頂戴しました。
「大学受験合格命の先生に逆らって高校2年生の私は「じゃあ受験をしない」と言い放ちます。
ホテル学校に行き、最初に勤めたホテルの先輩が新規ホテルに移りまして私も着いていきます。
そこではコーヒーショップのウェーターからスタート。
そのホテルのフレンチにいた先任ソムリエが別のホテルに移ってしまい、残ったのは当時22歳20歳の「ソムリエ見習い」。
「お前もソムリエになって、あの若者達を育てないか?」とフレンチに異動を言い渡されます。
「ソムリエになろう」とは一度も考えたことが無いんです。
協会の仕事も「ホテル勤めやから、休みがとりやすいやろ」と言われ引き受け。
つまり「たまたま、偶然」の今。
時代が良かったのか?コンクールでもラッキーな結果が付いてきました。
いや、対して勉強なんてしていないんです。
お陰様で気負いなく接客できたように思いますが、いや、まだまだ未熟であることに違いはありません。
というか「私が受賞していいのか?」と…
しかし、先人の拓いた道を閉ざすことは出来ないこととお受けいたしました。
どうぞ「まだまだの私」にご指導の程、宜しくお願いいたします。」