2017年11月6日(月)、厚生労働省による、卓越した技能者(現代の名工)の表彰式が、東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京で行われました。
一般社団法人日本ソムリエ協会の森 覚常務理事が、飲食物調理及び接客サービスの職業部門の「卓越した技能者(現代の名工)」として厚生労働省より表彰されました。
最年少での受章、おめでとうございます!
ソムリエの専門知識・技能に優れ、第5回全日本最優秀ソムリエコンクール優勝、第1回アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール優勝、第13回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクールセミファイナリスト等の実績を有し、ソムリエの第1人者として認められている。セミナ―講師のほかソムリエコンクール審査員等を務め、後進の育成にも務めている。
工業技術や伝統工芸、食品製造など、様々な分野で卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するものです。技能者の地位と技能水準の向上を図るため、また次の世代へ優れた人材の育成を導く者として精進することを目的としています。1967年に創設された制度で、今年で50回目を迎えます。技能者表彰審査委員による選考にて全国から149名が選出、表彰されました。
表彰式では、受賞者一人一人の名前が読み上げられ、加藤 勝信厚生労働大臣の代理として牧原秀樹厚生労働副大臣が代表者に表彰状を手渡しました。
牧原秀樹厚生労働副大臣は「今日表彰された方々は、それぞれの分野でまさに現代の名工と呼ぶにふさわし技能を高め、また現在の産業活動や国民生活に不可欠な製造方法を考案し実演されるなど産業の発展、技能者の地位の向上に多大なご貢献をされてこられました。 今日に至るまでの皆さまのご苦労は計り知れず、長年にわたるご努力やご貢献に対して改めて心より敬意を表します。 こうした中、急速に進少子高齢化、将来をになう優勝な技能者の確保、育成をすすめ、これまで培われた優れた技能を、次の世代に承継し、我が国産業の競争力向上、ひいては地域社会や経済の発展に役立てていくことが重要です。 現代の名工の皆さまの今後の活躍が、将来をになう若者のモノづくりや技能の道への第一歩を踏み出させ、若年技能者の向上に取り組む契機となります。 技能者の模範として後進の育成にあたっていただくことを期待します」と挨拶しました。
森常務理事は、「諸先輩方が頑張ってこられたおかげで、ソムリエという職業が認められるようなった。先輩の方々にお礼を言いたい。今後、若い方々が日本で"ソムリエという職が認められるんだ"ということを励みに頑張ってほしい。」と感想を述べられました。