2015年10月28日(水)、一般社団法人日本ソムリエ協会主催 「第6回全日本J.S.A.ワインエキスパートコンクール」(後援 厚生労働省)が、高知(ザ クラウンパレス新阪急高知)にて開催されました。
全国9会場に於いて、153名での予選。本日28日、11名の準決勝出場者の中から、厳正なる審査のもと公開決勝が行われ、優勝者、入賞者が決定いたしましたので、お知らせいたします。
左から、岡会長、3位の中尾 宏明(中国支部)選手、優勝の和田 大(関東支部)選手、2位の宮本 英明(関東支部)選手、吉川審査委員長
左から、和田 大(関東支部)選手、 中尾 宏明(中国支部)選手、 宮本英明(関東支部)選手
ほか、入賞者の結果は以下の通り(敬称略)。
4位 佐藤 有美 北九州支部
5位 土方 正樹 関西支部
6位 横田 伸吾 関西支部
7位 福田 晃 関東支部
8位 高橋 州平 北海道支部
9位 横山 武信 関東支部
10位 井口 聖一 関東支部
11位 矢根 大輔 関西支部
左から、2位の宮本 英明(関東支部)選手、優勝の和田 大(関東支部)選手、3位の中尾 宏明(中国支部)選手
ワインの定着化に伴い、ワインの品質判定に適格なる見識を持つワインエキスパートの果たす役割はますます増え重要性を増してきています。自らワイ ン消費の最前線に立ち、ワインの知識を通してワインの普及をめざし、より一層知識の向上をはかり、消費者の健全な「ワインと食文化」の発展に寄与すること を目的として、3年毎に開催しております。
実行委員長 石田 博 J.S.A.技術研究部長
副実行委員長 森 覚 J.S.A. 技術研究部
審査委員長 吉川慎二 第5回全日本J.S.A.ワインエキスパートコンクール優勝者
審査委員 蝦原健介 山本侑貴子 柳園佐智子
ゲスト審査員 宮川俊二 フリーアナウンサー
敬称略 順不同
お酒は強いほうでないという和田選手。会食時にワインと料理を合わせる楽しみを知り、ワインスクールに通い、ワインにのめりこんでいきました。
スクールの最初の講義でシャンパーニュもワインの一種であると驚いたことを今でも覚えているとか。
今回2度目のコンクール出場で優勝した第一声は「うれしい」とのガッツポーズ。そして、「お世話になったソムリエの皆さんやワインスクールの先生、コン クール出場仲間や応援にかけつけてくれたワイン女子・男子、周到綿密に準備・運営してくださった協会や委員の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」との感動を 伝えてくれました。
「ああしてればよかった」と思い起こして反省する点もあり、コンクールを終えたさみしさも感じると話す和田選手。これからはワイン仲間をさらに増やすべく活動していきたいと今後への意気込みを教えてくれました。
コンクールまでの準備で苦労したのは
①環境を整えること②タイムマネージメント、そして③体調管理
前回の大会後、ソムリエコンクールやワインコンクール志望の人々と知り合うたびに、研鑽しあう環境と雰囲気を作るようにした和田選手。
仕事の時間を削るわけにはいかないため、大好きなサーフィンと釣りを我慢する大決心も。ワイン会のお誘いは良い気分転換になったそうです。
体調管理はなかなか難しく、森ソムリエに倣ってダイエット!・・・のつもりが、運動不足とストレスで逆に太ってしまったとか。 予選2日前に出張先で39度の熱を出し、本選前日にも風邪を引いて鼻をすすりながらプレゼンやテイスティングに臨むことに。 石田さんに倣って毎日鼻腔洗浄を励行したそうです。
地道な努力の結果、勝ち取った優勝です。
和田選手にとってワインは「仲間が多いほど楽しい」もの。
「コンクールの一番の楽しみは開催地で多くの選手と直接会えること。 エキスパートコンクールはソムリエコンクールほど華やかなものではありませんが、回を重ねるごとにどんどん面白くなっています。 協会一般会員の皆さんと土曜、私たちJ.S.A.ワインエキスパート資格保有のワイン愛好家がどこまで出来るのか、次回のコンクールも会場に足を運んで直 接ご覧いただきたいです」とすがすがし笑顔でメッセージをいただきました。